行動心理学

なぜ、ざわついていても自分の名前を呼ばれると反応してしまうのか?

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昨日は仕事でスーパー銭湯(日帰り温泉)の経営者の方と会ってきました。

午前中の早い時間帯にお会いしたのですが、施設には朝からたくさんお客さんが来ていました。
施設はほのぼのとした雰囲気で「朝からお風呂に入っていいなと」思った後、経営者の方とお会いしました。

そこで、当たり前ですが、「やっぱりそうだよね」と思うことになりました。
(続きはこのブログの最後で)

人はなぜ?ざわついていても自分の名前を呼ばれると反応するのか?

 

さて、今回の本題です。

突然ですが、こんなこと体験したことがありませんか?

・婚活パーティーで自分の名前を呼ばれたら、周りが賑やかでも反応してしまう

・電車で帰宅途中、自分の駅のアナウンスがされると敏感に反応すること

・名前を呼ばれるのと、呼ばれないのなら名前を呼ばれた方が親近感が湧くこと

これらを心理学ではカクテルパーティー効果と言います。自分に関係する情報に対して人は敏感に反応してしまいます。

意味のない広告を打ち、無駄な費用を捻出するよりも、カクテルパーティー効果を応用することで、一つの層に突き刺さる広告を打ち出すことができます。

全体にばらまくよりも、大きな結果や実績を生み出すことができます。

それでは、カクテルパーティー効果についてや、具体的なマーケティング応用まで解説していきます。

カクテルパーティー効果とは?

カクテルパーティー効果とは、たとえ周囲がざわついていても、自分が呼ばれていると思うと無意識に反応してしまう現象です。

なぜなら、人は五感を備えていますが、全ての情報を察知していると頭がパンクしてしまいパニック状態になります。

そのためできる限り情報量を短縮するために、必要の無い情報は遮断するようになっています。

例えば、男女に15分会話をしてもらい、会話の途中で相手の名前を呼んだ場合と、呼ばなかった場合を比較したところ、名前を呼んだ方がフレンドリーだと感じたり、社交的、もう一度会ってみたいと感じた人が多かったのです。

それだけ自分に関係のある名前や、生まれた場所、価値観、趣味などの近いワードを会話に使うと、親近感がわき自然と耳に入ってしまうのです。

広告や恋愛などの普段の生活から、マーケティングまで応用することができるカクテルパーティー効果

次の項目では、その応用例をご紹介していきます。

カクテルパーティー効果をマーケティングへ応用した場合

カクテルパーティー効果によって

全体層に打ち出すよりも、一定の層に突き刺さるマーケティングを重視した方が良いのかな?

と少し感じた方も居ると思います。

例えば、

〇〇県にお住まいの方へ
今年社会人になる君へ
今年大学生の君へ
〜でお困りの方へ
〜のような悩みがありますよね。

と共感し相手の置かれた立場や、気持ちを代弁することによって、特定のターゲットに突き刺さる広告を打ち出すことが可能です。

他にも、メールマガジンを配信する場合は、相手の名前をメールの件名や文頭に記載し、カクテルパーティー効果を打ち出すことも可能です。

多くのメールマガジンはそれができていないため、ほとんど効果がありません。

もし、マーケティングを応用するなら、まずは自分のお客様になり得る人たちの、関心事や動向、状況などを先読みして、思案するのが近道でしょう。

カクテルパーティー効果を最大限まで発揮するにはお客様を理解することが重要」だとエドワード・コリン・チェリーというイギリスの認知心理学者は言葉を残しています。

京都大学のカクテルパーティー効果研究結果によると…

自分はどこ?

↓京都大学, 情報処理教育センターの研究結果によると…

https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06851009/

友人と自分を比較すると、自分の情報の方がカクテルパーティー効果が発揮された。

なので、マーケティングに応用する場合は、家族や友人に向けてではなく、その人自信に訴えかけるマーケティングの方が効果が高いということです。

お客様自身の生活環境などをリサーチし、その中で共通点を探すことができれば、それをマーケティングに応用することで、今までに無かった効果を発揮することができる可能性が高いです。

ぜひ、生活にも仕事にも利用して、自分だけのカクテルパーティ理論を探してみよう!

・カクテルパーティー効果とは、たとえ周囲がざわついていても、自分が呼ばれていると思うと無意識に反応してしまう現象
・全体層に打ち出すよりも、一定の層に突き刺さるマーケティングを重視した方が良い
・お客様自身の生活環境などをリサーチすることが重要

さて、冒頭のスーパー銭湯でのお話。

当然ですが、経営に関しては大変厳しい雰囲気での打ち合わせ。
コロナの影響をまともに受けたこともあり、
経営者の方は「常在戦場」とおっしゃっていました。

癒しを提供する温泉施設ですが、壁一枚隔てたうしろのオフィスはまさに戦場の雰囲気でした。
その銭湯ではいろいろな温度のお風呂があるのですが、一番温度が高くて熱いのは、事務所だったというわけです。

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