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リストマーケティング

江戸の商人が家より大切にしたものは?

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みなさん、こんにちは。

ウェブ集客コンサルの江原です。

このブログでは、マーケティングや行動心理学の話題を中心に、みなさまの集客、つまり顧客拡大に役立つ情報を書いています。

江戸の商人は大福帳を大切にした

江戸時代、江戸の商人は大福帳を大切にしました。

大福帳には商売の様々な記録が書かれていたわけですが、その根本は顧客リストということになります。

江戸は「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるくらい、常に火事のリスクが高くありました。
実際に関ヶ原の翌年の1601年(慶長6年)から、1867年(慶應3年)の267年間に火事は1798回、大火とよばれる大きな火事は49回も発生したそうです。

267年/49回 = 5.4

ですので、5.4年に1回は大火が起きていたということです。
ちょっと怖いですよね。

江戸庶民の工夫

江戸の商人と大福帳頻繁に起こる火事ですが、江戸幕府も庶民も様々な工夫をしました。
江戸の町火消しも一つが、大福帳もその一つです。

大福帳は江戸時代中期、鍵屋清左衛門(がぎやせいざえもん)という人が、書道にすぐれ「大福帳」という名の帳簿を売り出したところ、縁起をかつぐ江戸庶民に大ヒットしたことから始まりました。

火事の際、江戸の商人は何をしたかというと、この大福帳を持って逃げるのではなく、大福帳を井戸に放り込んだそうです。

井戸に放り込んでおけば火事で焼けることもなく、また持って逃げて盗難にあったり紛失することもありません。
火事が鎮火した後、井戸から引き上げたものと思われます。

でも紙が水に弱いものというのが相場。
大丈夫?と心配になりますが、これすごいのです。

水に濡れても溶けない「こんにゃく紙」という素材で大福帳は作られていました。

「こんにゃく紙」はこんにゃく芋を精粉にした物を液体に溶かして作られる「こんにゃく糊」を塗ったりすきこんだりした紙で、水に入れても溶けません。

最近Youtubeで大福帳を洗濯機で洗って大丈夫だったという動画をアップされている方がいらっしゃいました。
それを見ると本当に水に溶けないようです。

顧客リストは大切

江戸の商人はそこまで大福帳を大切にしました。

いくら火事の被害を受けて、家や商品が燃えても、顧客リストである大福帳さえあれば、また商売を始めることができたそうです。

この顧客リストが大事であることは、昔も今も変わらないようです。

これから先はちょっと余談です。

江戸時代、大福帳は他人に売れたようです。

歳をとって商売をたたむ場合、顧客リストである大福帳を他人に売って、老後の生活費にしていました。
また、新たに商売をする場合も、さくっと大福帳を購入して、大福帳に掲載されている顧客に挨拶まわりをしたりして、起業も簡単にできたようです。

そして現代。

これはたまたま聴いたYoutubeなのですが、個人の保険屋で高齢等で廃業する人から、保険の顧客リストを買って保険事業をスタートしたという話がありました。
世の中は工夫次第、上手ですよね。

顧客リストの売り買い、倫理的にはどうかと思いますが、江戸時代と現代、リストマーケティングの本質はあまり変わらないようです。

・江戸の商人は大福帳を大切にした
・大福帳は顧客リスト
・大福帳さえあれば火事がおこっても商売を再開できた

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江原 裕
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