Web集客コンサルタントの江原です。
昨日はこの冬一番の冬型の気圧配置になったそうで、北日本や日本海側は大雪でした。私の住む群馬県でも山沿いは大雪で、みなかみ町藤原では151cmの積雪でした。今日はちょっと緩むそうですが、まだまだ雪や寒さが続くそうです。
ご自愛くださいね。
大福食べたい〜!!
昨日、妻が突然「大福が食べたい、、、」と言うので、ウォーキングも兼ねて、二人で近くの和菓子屋さんまで大福を買いに行ってきました。
実は妻も私も甘いもの好きです。
洋菓子も好きですが、和菓子も大好きです。
和菓子に美味しい日本茶でもいいですし、和菓子にコーヒーという組み合わせも幸福を感じてしまいます。
ウォーキングをしながら頭の中は
フワッとした甘い香り、豊かなもちもち感、なめらかな舌ざわりの大福を食べながら
さわやかな酸味の香り、口に含んだ ら思わず舌鼓を打ちたくなる浅煎りコーヒーをすする、、、
自分の姿が想像され、自然と歩く速さもアップしました。
ということで、今日は大福と浅煎りコーヒーのお話をしたいのですが、このメルマガは集客関連のお話を中心にと決めているので、今回はマーケティングで重要な要素である「ニーズ」と「ウォンツ」の話をさせてください。
(大福を買いに行った結果は最後にご報告します!)
マーケティングの世界では「ニーズ」と「ウォンツ」をきちんと区別するとこが重要と言われています。
昨日の私たちにあてはめると
です。
微妙なところもありますが、この区別は常に心がけておく必要があります。
ウォンツ客を狙え
近代マーケッティングの父と言われているフィリップ・コトラー先生は
「ニーズとは、人間が生活上必要な、ある充足状況が奪われている状態(欠乏状態)のこと」
と定義しています。
平たく言うとニーズは商品は何でもいいから欲しいということです。
一方のウォンツに対してはコトラー先生は
「ウォンツとは、ニーズを満たすための、特定のモノが欲しいという要望のこと」
としています。
マーケティングの世界ではウォンツ客を狙えと言われています。
よく、「市場調査してお客様のニーズ知り、それを満たすようにしなさい」と言いますが、単にニーズを満たせてもビジネスとしてはうまくいかないことが多々あります。
というのは、ニーズを狙った場合、お客さんの絞り込みが難しく、価格競争に 巻き込まれやすいからです。
先程の例では、ただ単に「甘いものが欲しい」という私は、甘いものでは何でもよく(もちろん美味しい必要はありますが)、饅頭でも団子でも、大福でもOKです。
饅頭・団子・大福を目の前に並べられたら一番価格の安いものを選んでしまう可能性があります。
私のようなお客さんばかりではお菓子屋さんは商売としては大変です。
一方、「大福が食べたい」という妻は、饅頭・団子・大福をもし目の前に並べられ、しかも大福の値段が多少高くても、大福を買う可能性がかなりあります。
なぜならば「大福が食べたい」という妻のウォンツを満たせるのは大福だけだからです。
お菓子屋さんは「大福が食べたい」という妻のような人をできるだけお客さんにすべきなのです。
つまり、お客さんのニーズではなく、ウォンツをいかに満たすか?がマーケティングということになります。
もちろん一つのお店で饅頭・団子・大福などの品揃えを多くして、いろいろなニーズのお客さんに来てもらう戦略もアリです。
しかし、それは多くの商品を用意できる比較的大規模なお店がとれる強者の戦略であり、小規模事業主やひとりビジネスをやられている方がとるべき戦略ではありません。
中小企業、個人事業主ならば、ウォンツ客をいかに見つけるか、またはただのニーズ客をいかにウォンツ客になってもらうかが大事です。
大福専門店「小倉屋さん」
以前住んでいた水戸市にウオンツのビジネスモデルとしては見事な小さなお菓子屋さんがあります。
なんとこのお菓子屋さん、小倉屋さんといいますが、大福しか作っていないのです。
大福しか売らないお菓子屋さんです。
大福しか作っていないのですが、お客さんがひっきりなしに訪れ、午後の遅い時間にいくと売り切れで買えません。
もちろん小倉屋さんの大福の美味しいこと。
逸品といって構わないと思います。
(ホームページもないので「水戸 小倉屋」検索して食べログで見てください)
この小倉屋さん、水戸市近隣の甘いもの好きのウォンツを満たしていることは言うまでもありません。
ウォンツビジネスの好例です。
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さて、昨日の私たちですが、寒い中近所の数件の和菓子屋さんを回ったのですが、休みだったり、売っていなかったりして、結局は大福は手に入らずでした。
ということで、お団子屋さんでみたらし団子を買って、それでなんとなく満足しました。
でも、妻のウォンツは団子では決して満たされていません。
近いうちにリベンジということで、必ず「大福ゲット作戦」が敢行されることになります。
・ニーズとウォンツを見分けるが大切
・ニーズは何でもいいから欲しい
・ウォンツは欲しいものはこれ
・ウォンツ客をいかに見つけるか、またはただのニーズ客をいかにウォンツ客になってもらうかが大事
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2021年1月、水戸の小倉屋さんへ行ってきました。あい変わらず、売っているものは豆大福だだ一種類。
ウォンツビジネスを貫いておられました。
午前中に訪問したので、大福を買うことができました。
そのふわふわ感、もちもち感はもう最高!!堪能させていただきました。
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江原 裕
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